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わたしたちの想い

  • 庭の匠|高橋彌生
  • 農の匠|西山 盟
  • 食の匠|生嶋正義
  • 間の匠|十河準二
  • 演の匠|新宮 哲
  • 教の匠|川村章子
未完成、でいい。 この森に決まりや終わりはありません。ずっと、人も自然もありのままに。
自然は自然のままに、人も自然のままに。生命があるものは次の生命へつながっていきます。あたりまえに見えることに感謝し、ありのままであることを大切にする。「仏生山の森」も、次の、そしてずっと先の世代の人々に永く愛され続ける憩いの場所でありたいと思います。「自然とともに生きる」をテーマに、この森はこれからも成長していきます。共にこの森を立ち上げた匠たちをご紹介します。
顔写真【高橋彌生】

庭の匠|高橋彌生

自然そのままに無理をしない。
木や草花の「循環」に素直に庭をつくる。

私の「彌生」という名前は、「太陽の下で花がたくさん咲いている」という意味があるそうです。この仕事との出会いは運命のような気がしていて、私の集大成になりそうです。人生をかけてやらなければならないと思っています。
庭は「つくるもの」です。自然のものと人の手がどうやって折り合いをつけるかが庭づくりのおもしろさです。意識したのは、自然そのままに無理をしないでつくること。植物は常に生きる努力をしています。開花期が終わっても捨てるのではなく、植物の声に耳を傾け、その命を活かしてあげることです。木や花が自然に庭の中で「循環」していくことを助けながら、100年残る森にしていきます。

高橋彌生 プロフィール

19歳の頃から花について学び始め、50歳のときにガーデナーに。前職は塾の経営者。人間と同じように植物にも愛情を注ぐことを信条としている。前英國王立園芸協会日本支部で学ぶなど、植物とともに半世紀を過ごす。

顔写真【西山 盟】

農の匠|西山 盟

その土地、その季節のものを知る。
本当に美味しい野菜をみんなに教えたい。

JA勤務時代はよくこの辺りにきていましたね。農業試験場の跡地だからか、土質はとても良いです。これから「仏生山の森ファーム」で、キャベツ、ブロッコリー、わけぎのほか、たまねぎやにんにく、じゃがいもなどもつくりたいと思っています。じゃがいもは私の自宅で今10種類くらいつくっていますが、ここでも何種類かつくる予定です。野菜ソムリエの川村さんが食べ比べしたいそうです(笑)。
農業のおもしろさは自分の思い通りにできたときの達成感です。毎年天候が違うので苦労もありますが、旬のものができて美味しかったときの感動は格別。その土地・その季節の旬のものを皆さんに知ってもらい、安心安全な野菜の美味しさを伝えたいです。
ここは木や草花があり、畑もある。そこにレストランがあって、農業や料理の体験もできる。みんなが自然と触れ合い、気軽に集まれる場所になってほしいです。

西山 盟 プロフィール

農家生まれ。JAに就職し農業指導するなど39年間勤め上げる。現在は農業法人を立ち上げ、1ヘクタールの自家農地で野菜を栽培している。新しい品目は必ず自分で育て、病害虫などの情報を他の農家と共有している。人生・農業一筋の匠。

顔写真【生嶋正義】

食の匠|生嶋正義

人も食材も「一期一会」。
食べたときの人の笑顔が、一番幸せな瞬間。

仏生山は生まれ育ったまちに近く、子どもの頃は自転車でよく遊びに来ていて思い入れがあります。今も昔の町並みが残っていて素敵なところですよね。
「仏生山の森」は、自然に人が集まる場所にしたいと思っています。ご近所の人が気軽にイベントをしたり、みんなが元気になれる施設になってほしい。私自身のテーマである「一期一会」、人と人との一期一会、人と料理の一期一会。その時々に関わるすべての出会いや時間を大切にしたいです。
料理はできるだけ地元の食材を使います。増田畜産さんの「三豊豚」、鎌田牧場さんの「ひまわり牛」、そしてここの畑で採れた野菜など。パフェやパンケーキは色にもこだわっていますよ。美味しくて見た目も楽しい料理をご提供します。

生嶋正義 プロフィール

仏生山の隣町に生まれる。高松市内のホテルでフレンチのシェフを5年間勤め、のちベルギーへ。帰国後は東京の料亭や香川県直島のホテルなどで料理人としての腕を磨く。「仏生山の森」ではレストラン、カフェのメインシェフを任される。

顔写真【十河準二】

間の匠|十河準二

地域の人の期待を感じる。
応えるために、正確な建物をつくる。

仏生山の近くで生まれ育ちました。仏生山公園とか法然寺とか、落ち着いた町並みがいいですよね。今回の「仏生山の森」はご年配の方やお子さま連れの方などが「何ができるん?」とよく声をかけてくださるので、楽しみにしているのがわかります。
現場監督の仕事は、予算の管理、材料の発注、工程管理、他業者との打ち合わせなど多岐に渡りますが、私は図面も描きます。こだわっているのは「図面のクオリティ」。些細なことでもミスや曖昧な点があると職人が動きにくい。そして何より、お客様の安全と快適につながりますから。

十河準二 プロフィール

現在の谷口建設に入社して約10年、建築関係の仕事には計20年以上携わる。老人ホーム、消防署、レストランなど20年で40件以上の現場を経験してきた現場監督者。誰よりも早く現場入りし、冷静で的確な現場監督ぶりには定評がある。

顔写真【新宮 哲】

演の匠|新宮 哲

気取らず、気張らず、みんなが自然体で
いられる場所をつくりたい。

私がこのプロジェクトに抜擢されたのは、人がしないこと、新しいものを考えることが好きだからだと思います。それを発揮する機会として与えられたので、楽しみんがらがんばりたいと思います。まずは、「あそこはおもしろい」とか「しゃべりに行こか」くらいな感じで人が自然に集まる場所にしたい。「仏生山の森」だけでなくこの地域全体に集めていきたい。広い土地を活かしてお祭りやイベントをやったりと、地元の人から愛され、自然体でいられる場所にしていきたいです。

新宮 哲 プロフィール

京都府福知山市の農家の出身。大学生時代から「平井料理システム」に関わり、現在までの約27年の間に同社の多数の店舗プロデュースを務める。これまでさまざまな困難に立ち向かい続けて、「仏生山の森」でまた新たなチャレンジをする。

顔写真【川村章子】

教の匠|川村章子

もっと野菜の魅力と旬を楽しむために、
「採れたて」を楽しむ場所をつくる。

2009年にCAを辞めて以降、ずっと食に時間を注いできました。もともと料理が好きで、CA時代にいろんな国の食事をいただいたので、その経験を存分に活かしたいと思います。畑と食卓がこんなに近い施設はそんなにありません。目の前で採れたものをその場で調理する料理教室をします、おもしろそうでしょ?私は野菜ソムリエなので、野菜や果物の本来の味を知ってもらいたいと思っています。
好きな言葉は「チャレンジ」。自分で壁をつくらないことが大事だと思っています。今回のプトジェクトも私にとって新しいチャレンジなので期待に応えたいですね。「川村のおかげでパワーをもらえた!」という人を多くつくりたいと思うし、私もみなさんからパワーをもらいたいですね。

川村章子 プロフィール

大学の英文科を卒業後、航空会社のグランドホステスを経てキャビンアテンダントに。義父が体調を崩したことから子どもや家族をもっと支えたいと思い、食の勉強を始める。国際薬膳食育士、ベジフルビューティーアドバイザーなど5つの資格を持つ。